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尊敬する人がまた増えました

教育大学で月に数回活動している

親子食育体験 あぐりちゃれんじにて

 

代表、ちょっと講師してきました。

 

代表は若いころ旭川で2年ほど

家具職人をやっておったのです。

 

でもあまりに

オッチョコチョイすぎて

 

製品壊したりね

組み立ての機械壊したりね

指を切って製品に血を付けたりね

 

笑い話のように書いてますが

当時は結構

ひどいことになりまして

 

これはもう、この仕事

完璧に向いてないやつや…と

 

夢破れて地元に戻ったのですが

 

 

木を触ることは好きだし

モノづくりの仕事も好きだし

子どもと一緒に

木を使って何か作れたらと

ずっと思っていたんです。

 

 

そんで、釧路で活躍している

木育マイスターさんと

市役所の産業推進課の方に

 

連絡をとって

お話する機会を頂き

 

親子のお箸づくり体験を

やりたいのです!と

相談を持ち掛けた結果

 

釧路総合振興局森林室(厚岸にあります)の 

「食育・木育・育児」の

「3育」を促進する部署から

部材や道具の提供をいただき

 

いつも親子で参加させて頂いていた

 

「親子の食育の場」

あぐりちゃれんじの場を借りて

「木育」の講師をさせて

いただくことができました。

 

協力頂いた多くの方に

また、感謝でございます。

 

 

ひとつ活動するたびに

今まで当たり前だと思っていた事が

いざ自分でやってみると

大変なことであることを知り

尊敬する人が増える毎日です。

 

やってみて一番感じたこと。

 

自由に動き回る子どもを連れた

親子に、わかりやすく何かを伝えるって

めっちゃむずかしーーー!

 

今まであぐりちゃれんじに

参加していた時は

学生さんだし仕方ないね~、と

オタオタする学生さんすら見守る

保護者な目線で参加していたのですが

 

多分、講師やってた私

学生さんよりオタオタして

相当要領悪かったと思います。

 

本当に職人やってたのかよ!?と

皆さん思ったことと思います…

 

というか、講師になっておらず

ただオロオロ歩き回る

邪魔なおばさん

だったかもしれません(笑)

 

我が子たちも

いつもは一緒に作業してる

お母さんがあちこち歩きまわって

全然相手にしてくれないから

いじけちゃうし

 

もう、ひたすらわたわた。

 

まぁ、初めてなので

またやれる機会があれば

今度はもう少し上手にやれると思う

 

(多分)

 

これを毎回、自分たちで

ちゃんとやってる

学生さんたちは凄い!

私はこの大学が母校なんですが

先生にはなりませんでした。

 

先生になるために

頑張る若者たち、尊敬します!

 

こんな学びの多い経験をして

先生になるのですから

学生さんたちはきっと素敵な先生に

なることと思います。

口頭説明が下手なので

こういう資料を作成して

 

頭の中にすべて段取りを

考えていったのに

 

いざ始まったら結局ドタバタして

全然思った通りの事は言えず

 

じっくり説明する時間もなく

資料も変なタイミングで配ったので

親子にもどれぐらい

読んでもらえたのやら…

 

柔らかい木の方が

削りやすいから

小さい子には針葉樹が

オススメですよ~と

言ったにもかかわらず

 

硬めの広葉樹である

エンジュやサクラを選ぶ

チャレンジャーなこどもたち…

そう、子どもって

そういう生き物でしたね。

当日の会場写真は

バタバタしてたので私は撮ってないですが

食育と環境教育研究室ページ

アップされてました。

 

写真は我が家の子どもたちのお箸です。

有無を言わさず我が家の子ども箸は

一番身近で簡単な「トドマツ」!!

家の前にも生えてるぞ!!

 

箸袋は長女が折り紙で折りました。

 

振興局の方がバーニングペンを

持ってきてくださったので 

裏面に名前も入れてます。

 

一番左端のお箸は

2年ほど前にイベントで

長女がもらった手作り箸。

 

塗装もやりなおしてないし

濡らしたら濡らしっぱなしだから

曲がってるし黒ずんでるし…

 

ちゃんと洗ってるけど

雑に使ってるから

なんか薄汚いよねー…。

 

今回のお箸はたまに塗装もして

大切に使わせよう…。

 

一番右端が2歳の次女のお箸。

真ん中が6歳長女のお箸。

 

手の大きさを測って

それに合わせて学生さんに

お手伝いしてもらって

子どもと切りました。

 

年齢によって長さが変わる

自分だけのおはし。

 

毎年作れたら、少しずつ長くなって

記念にもなりそう。

帰り道で雪原に走っていった子どもたち。

大人は沈むけど子どもは沈まない

表面が凍った雪原の面白さ。

 

小さい子のつなぎ姿大好きです。

 

お箸の長さ比較と体格比較。

5年ぐらいしたら

同じぐらいの体格になるんだろうなぁ。

 

作ったお箸でマメつかみもやりました。

2歳の次女、大豆や黒豆は

つかめていました!

 

小さい手が小さいお箸を使うのは

なんともかわいいですね。

 

次女は姉が大好きで

フォークは嫌だ!

お姉ちゃんとおんなじ

お箸でごはんたべたい!と

早い段階から大騒ぎして

 

どうせ使えっこないと思いつつ

持ちたがるときは

ずっとお箸を持たせていたら

いつの間にかお箸

使えるようになっていました。

 

お箸トレーニング楽で

助かった…

 

でも、今回参加した方で

お箸トレーニング難航中の方がいらして

 

本人がお箸づくり夢中でやっていたから

「自分で作ったおはしだから

これで食べたい!」ということを

きっかけにして

お箸使えるようになってくれたらな…って

言っていて

 

もし、本当に

このお箸のおかげで

お子さんがお箸上手になったら

それって、とっても素敵なことで

私もやってよかったなって思えます。

一応、親のお箸も持ち帰って

作業できるようにしました。

(落書きだらけの我が家のテーブル)

 

振興局さんが用意してくださった

バーニングペンで

 

父と母のお箸には

「父」「母」と

渋い焼き印を入れてみました。

 

父はサクラ

母はエンジュです。

 

「自分だけのお箸」感が

高まりますね~。

 

帰宅してから、母箸を

一本作業してみましたが

子どもたちに邪魔されて中断

 

エンジュ、ほんとに

硬いわ…

全然削れない…

 

父と母こだわりのお箸が完成するのは

結構先のことになりそうです。

 

親子の手作りお箸

皆さん素敵なものが出来たでしょうか。

 

 

皆さん夢中で作業していて

 

うっかり削りすぎて超細いお箸に

なってしまった子も。

 

楽しい楽しいとニコニコしながら

お箸を削っていた子もいました。

 

お箸づくりだけでなく

塗装に使うクルミを割る体験や

かんなをかける体験もしてもらい

 

楽しかったと思ってもらえたら

私としても感無量でございます。

 

またやれたらいいなー。