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Youtube、見せてもいいんじゃない?

コロナウイルス、大騒ぎですね。

 

我が家も子どもの在宅時間が増え、

やりたいこと、やらなければいけないこと

 

思うようにいかずにイライラしてしまったり

自己嫌悪に陥ったり

 

何かと落ち着かない日々を過ごしています。

 

 

 

 

 

だめなこと、いいこと、その理由を考えてみる

我が家は、基本的に

Youtubeはほぼ禁止でした。

ゲーム機もないです。

 

テレビやDVDには制限してなかったです。

 

 

しかし、丸一日家に子どもがいて

遊びに行く先もあちこち閉鎖され

人と人が会うことすら制限されている、今

 

在宅で遊ぶためのツールとして

我が家はついにタブレット関係に

手を出すことにしました。

 

ですが、無制限にはしたくない。

見ていていいと言えば、延々と見るでしょう。

 

親戚の家に行ってタブレットを貸してもらい

動画の世界にはまりこんでいたときは

元の世界に戻すのが本当に大変でした。

 

上の子は、言い聞かせが聞きますが

下の子は全く言い聞かせが通じません。

 

どんなに諭しても、言い方変えてもダメ。

無理矢理取ればひっくり返って大暴れ。

 

なので、下の子は相変わらず

禁止のままです…。

 

2歳にはまだ自制は難しいのか…。 

 

下の子がお昼寝したとき。

それが上の子にとっての動画タイムになります。

 

そして、上の子が動画を見ている間が

私にとっての自由時間になります。

 

 

すやすや眠る下の子と

動画を見られる上の子と

自由時間を手に入れる私

 

みんなハッピー!

 

動画は悪!

電子機器は悪!

ゲームは悪!

テレビは悪!

 

そんなことはないと思ってます。

私は小さい頃からゲーム好きですが

ゲームから得たものもあるし。

 

 

ゲームはダメー!

テレビ見るなー!

動画見るなーー!

 

 

じゃあ、何をする?

 

”勉強しなさい!”

  

そんなの、言うこと聞くわけないし

子どもだって苦痛でしかないし

 

そこで勉強したとしても

それ、頭に入るんでしょうか。

 

”やりたい”と思ってないことって

頭に入らないですよね。

 

子どもたちの幼稚園が

休園になって。

 

私は結構いろんなことをやりました。

 

もち米炊いて一緒にお餅作ったり

ピザ一緒に焼いたり

ひなまつりのひな壇を作ったり

 

 

それはそれで楽しい時間でしたが

何か提案して、

子どもたちがのってこなくても

 

いいからやろうよー!って

無理強いしてたところもあったり。

 

2回目の餅つきは

全く子どもが乗ってこなかったので

ほぼ大人だけでやりました…。

 

そこで、なんか違うかな

って、思ったので

無理に頑張るのはやめました(笑)

 

 

”やりたい”と思ってないことって

親にどんな思いがあろうが

子どもは多分楽しくないですよね。

 

 

 

うちの長女、何気に豆知識いっぱいあって

どこでそんなこと覚えたの?って聞いたら

 

テレビでやってたよって。

 

プリキュア見て、可愛い服の

デザインを考えるとか

 

ステッキを工作してみるとか

 

テレビから得た情報から

何かしたいと思えるなら、それは

全く有意義でないものではないのかなと。

 

オモシロイと思って見ることは

頭に入るんですよね。

それはそれで、学びですよね。

 

 

子ども同士の純粋な遊びや

自然の中で得る知識や経験

身体で体験する色んな事

 

やっぱりそれに勝るものはないと

思ってはいるんですけど

 

なんせ、生活や行動に制限があるのでね。

 

それならこの状況を

前向きにとらえるしかないじゃない。

 

今までは全否定だったこと

 

案外視点を変えたら

悪いことばかりではないかもしれない。

 

酒は百薬の長なんて言うけど

それと同じだと思うのです。

 

楽しむことはいいこと。

ただし、適量が大事ってこと。

 

中毒になるほどになると

お酒も、あそびも問題になるってだけ。

親も子どもも「楽しい」育児をしたい

これ、うちでやってる

「サクラサクだいさくせん」です。

 

5枚の花びらがあるサクラ

下に書いてある項目が出来たら

花びらを一枚塗れます。

 

5枚の花びらが集まって

お花が一つ咲いたら

「Youtube60分」

 

本当に本当に動画が見たくて仕方ない長女

 

かなり真剣に取り組んでます。

 

項目はこんな感じ。

 

おねしょをしなかったら一枚

なかなかおねしょが治らない長女。

おねしょしなかった日を意識してほしくて

これを入れました。

朝布団が濡れていないと喜んで起きてきます。

 

7時前に起きられたら一枚

いつもは布団から出てこない長女。

「今起きれば花びら塗れるよ」と

声を掛けたら起きられるようになりました。

 

お風呂に誘ったときすぐに入ったら一枚

お風呂があまり好きではなく

誘っても渋ることが多かった長女。

今や花びら塗れるよと言うと、飛んできます。

 

お昼寝の時、妹を寝かしつけたら一枚

大抵失敗しますけど

一生懸命妹をなだめて布団に連れて行く

その姿にはちょっとほっこりします。

 

一回だけ成功した時の満足げな顔!

 

 

ご飯を全部綺麗に食べたら一枚

偏食長女は味噌汁を飲みませんでしたが

これを始めてから味噌汁飲むように

なったんですよーー。

 

夕飯のお手伝いをしてくれたら一枚

基本的には邪魔が多いです(笑)

でも、最初ってみんな上手なわけじゃないから。

やる気になって挑戦してもらうこと

それが大事だなぁと…

ただ、つられてやりたがる下の子が

いろいろやらかすのでヒヤヒヤしています。

 

 

などなど…。

 

今までも、こういう目標設定して

報酬が手に入るものは作ってみたのですが

 

報酬が、ガチャガチャ一回とか

好きなおやつ一個とか

 

そのあたりはどうにも意欲的ではなくて。

 

欲しいおもちゃを報酬にすると

頑張れるけど、それだと

達成のたびにお金がかかるし

 

家計を考えて達成までの数を

多くしたりすると

達成に時間がかかるので途中で飽きる。

 

 

今回、この「動画」は

はまりましたねぇ…。

 

5枚ぐらいならすぐたまるし

こちらとしても簡単に用意できるし

家計にも優しい(笑)

 

なにより長女が

動画のため!と思ったら

ものすんごい頑張る。

 

こんなに頑張る長女見たことない(笑)

 

 

そして、花がひとつ咲くたびに

 

「ああ~。これで妹が寝たら、

動画が見られる…

今度は何の動画を見ようかな…」

 

そうやって花を眺めて

ウキウキしています。

 

 

もし、私と同じように

今まで電子機器とか動画とか

出来るだけ見せないようにしていた方で

 

でも、この状況で

見せざるを得ない…

これで本当にいいのかしら…

 

でも私も、付きっ切りで相手するのは

もう限界なのよーーー

 

そう、罪悪感を感じている方

 

この、「サクラサク報酬システム」

やってみませんか?

 

花が咲いてくると華やかなので

気持ちも上がりますよ。

 

すでにそれなりに見せてる場合

今更「頑張らないと手に入らない」

ようにするのは多分反発を招くと思いますが…

 

 

結局人は「何かのために頑張る」

 

ただがむしゃらにやるんじゃなくて

 

誰かのために頑張る

目標のために頑張る

やりたいことの為に頑張る

 

頑張った結果、報酬を手に入れる喜び

 

その報酬が、お金だろうが動画だろうが

 

頑張ったから望みが叶う

という因果関係

 

それを理解することは大切ですよね。

 

「将来いつか役に立つから」

 

そんな理由で頑張らされる勉強は

目標があまりにぼやけすぎて

頑張れないんじゃないかなーと

私は思っていて

 

目の前の小さな目標や願望を

叶える喜びを教えることに

電子機器を使ってもいいよね。と

硬くなってた頭をやわらかく

考え方を変えようとしている私です。

 

 

昨日、桜が咲いていないのに

妹がお昼寝したとき

 

「昼寝しているなら動画が見たい」

と、泣き叫んで暴れた長女

 

動画中毒になってるじゃん…

この報酬、だめじゃん…と

思って、やり方を変えるか悩みましたが

 

違うのです!

 

どうしても欲しいもの

 

どうしてもやりたいこと

 

それがやれる状況で

やれない悔しさ

 

むしろ。それが明確になっているってこと。

 

ここで、折れちゃダメなんだ!

 

報酬は、頑張った結果だからこそ

貰えた時に嬉しいものなのだ。

 

泣いても見られない。

見られるのは、目標を達成した時。

 

「桜が咲いていないから

動画は見られません

 

見たいなら、花びらを集めてください」

 

はっきりそう、言って

 

「じゃあ晩御飯のお手伝いする」と

頑張って気持ちの切り替えをした長女

 

そして昨日、またひとつ花が咲いて

 

長女は1時間の動画タイムを

楽しみました。

 

そりゃあもう、大笑いで

楽しそうに見ていました。

 

 

 

私がテレビやDVDは許可していても

Youtubeを否定していたのは

面白いことを自分で探す力

(自主性、自発性)が

育たないと思っていたから。

 

だって、ひとつ見たら相手が

今見ている動画を見ている人に合わせて

関連動画を延々用意してくれますから。

 

テレビ(Eテレ)は、

面白くないものもあるし

見たくないと思う内容も流れる。

 

でも、その中から

新しい世界を見つけることがある。

 

DVDは内容が決まっているから

自分でそれを見たいと思って

選んだ意思の元見るものなので、良い。

 

ただしYoutubeは

ただ相手に永遠に提案される

似たような動画を

流されるまま見続けるので

 

何も考えられない大人になるのでは?

 

私はそう考えていました。

 

 

(あくまでこれは私自身が

育児に対して思っている持論であって

これを誰かに押し付けたくて、

誰かを否定したくてこれを書いている

わけではありません。)

 

 

ですが、今の長女を見ていて

 

Youtubeそのものに対する思いは

変わっていませんが

 

それを手に入れるために努力すること

努力の結果手に入れたものに

喜びを感じること

 

その手に入れた1時間を

どう使うかは本人が”選ぶ”こと

 

だめなものと決めつけていた動画

 

こうやってこれも素敵なものになる。

 

大人が働いて、お金をもらって

そのお金をどう使うか?ということと

同じなんじゃないかなと。

 

それを貯めようが

即使おうが

 

くっだらないものを買おうが

誰かに寄付しようが

 

それは本人の意思。

自分が頑張ってもらった結果なら

使い方にいいも悪いもない。

 

 

この桜が満開になったら

今度は報酬内容を少し変えて

 

選べる報酬にしようと思ってます。

 

動画じゃないものを選ぶ時が来るかな?

それともずっと動画を選ぶのかな?

 

 

子育ては答えがないから

難しいですね。

 

多くの人が子どもに悪影響と言うこと

 

だからこそ、使うこと、見せることに

罪悪感を感じるかもしれません。

 

 

親が遊びを考えて一緒に遊んだり

工作や読書をすることが

絶対に健全なことで

 

電子機器使ったり

動画見せたりすることは

絶対に不健全である

 

本当に、絶対にそうなのか?

 

そういう固まった思考

 

ちょっと、変えてみると

楽になることもあるのかもしれません。

 

特に今は、特殊な事態ですから…

なるべく、親も子どもも

楽しく過ごせないとね…!

 

 

我が家のサクラ

満開になる日が楽しみです。

 

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サクラと言えば

春のぼっこさがし

 

参加いただいた方、ありがとうございました。

 

ぼっこさがし2についても

写真撮ったのがあるので

おいおいアップしてみますー^^